陽炎

野焼きの炎に、稜線がゆらめく。

土の匂いが、佳き春へと誘う。












土湯から松川、水沢。そして大森に抜ける。大らかなワインディングが続く、ほんの30km程度の夕走り。





春の夕暮れ。町が淡く染まると、時が急ぎはじめる。

「わたしの郷里では、若い女が夕陽をみてはいけないという言い伝えがあるの。
いつまでも夕陽をみつめていると、魂が体から抜け出て、気がふれてしまうっていうの。」(ヤマメ戦記)


黄昏。誰ぞ彼。




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